みかんの皮で作る洗剤
みかんの皮には、リモネン、ペクチン、クエン酸などの成分が含まれています。これらの成分には汚れを落したり、つやを出したり、臭いを取るなどの効果があります。つまり、みかんの皮を使えば洗剤を作ることが出来るわけです。
それでは、実際にみかんの皮の洗剤を作ってみましょう。水400ccに対して、みかんの皮4個分くらいをちぎって鍋の中に入れ、15分くらい煮ましょう。冷めたらその汁をざるでこした後、スプレー容器などに移し替えれば完成です。保存料が入っていないので、長期保存することは出来ませんから、だいたい2週間くらいで使い切るようにしましょう。
このみかんの皮の洗剤は色々な用途に使用出来ます。先ずは、油汚れ落しです。ガス台まわりの油汚れなどを落とす場合にこのみかんの洗剤を使用して下さい。ギトギトとしたしつこい油汚れを落とすのはちょっと無理かも知れませんが、ちょっとした油汚れであれば、このみかんの皮の洗剤で十分なはずです。
続いては、革製品のつや出しです。皮のソファーやバッグなどを、みかんの皮の洗剤で拭き取れば、汚れを落してつやを出すことが出来ます。もちろん合成皮革でも同じような効果があります。大事な革製品に使用する場合には、初めに目立たない場所で試してから使用すると良いでしょう。
このみかんの皮の洗剤を、乾いた雑巾に吹きつけて畳を拭けば、畳の黄ばみ汚れが落ちますし、黄ばみを防止する働きもあります。また、フローリングをみかんの皮の洗剤で拭くと、汚れも落ちますし、つや出しの効果も期待できます。そして、お風呂の浴槽の湯垢を落とす場合にも、みかんの皮の洗剤は効果を発揮します。